【夏バテ】
夏の高温多湿によって自律神経が乱れ、疲労感、倦怠感、食欲不振や睡眠障害などの身体の不調が現れる状態を言います。
【熱中症】
夏の暑さによる体温の上昇や発汗による脱水症状によって引き起こされる、めまい、吐き気や頭痛などの症状を言います。
【夏バテ】と【熱中症】は、夏に注意する身体の不調という点では共通していますが、起こる原因や症状は全く異なります。
ですが、無関係な不調ではないのです。
【夏バテと熱中症の違い】
* (夏バテ) (熱中症)
◎主な原因 →自律神経の乱れ 発汗による脱水症状
◎症状の経過 → 徐々に現れる 一気に現れる
◎体温 → 平熱 高い
◎脱水症状 → 軽度 あり
◎主な予防策 → 睡眠 栄養補給 水分補給 身体を冷やす
◎栄養状態 → 低下状態 無関係
夏バテと熱中症の違いを知ると、原因も症状も異なる無関係な症状かもしれません。
でも夏場に起こる【身体の不調】だけでなく、実は密接な関係にあるのです。
【夏バテ】になると、自律神経のバランスにより体温調節の乱れや、栄養状態も低下し、高温多湿の気候への対応力も低下してくるのです。
つまり夏バテの方は、元気な方に比べると【熱中症】になりやすいのです!!
暑い暑い夏を乗り越える為にも、こまめな水分補給や身体を冷やすだけでなく、しっかりした睡眠やバランスの採れた食事で、栄養状態を整えていきましょう!!